「医療」の要素と「物作り」の要素|File-20

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投稿者プロフィール

【氏名】坪根 智也 さん
【年齢】30代
【性別】男性
【出身校】埼玉歯科技工士専門学校
【出身地】群馬県
【勤務先区分】歯科技工所 勤務
【勤務先名】有限会社カナイナビデント

歯科技工士を知ったきっかけ

小さい頃、車のプラモデル作りが好きで、学校から帰宅すると良く作っていました。

そんな中、あるTV番組で歯科技工士の人がジオラマを作っており、その素晴らしさに感動し、歯科技工士という職業を初めて知り、深く調べるようになりました。

それまで歯科医療における被せ物・詰め物は既製品を使用していると思っていましたが、口腔内は1人1人異なるためオーダーメイドで作られている事を知り、その補綴物は歯科医師や歯科技工士が作っていることを知りました。

そしてその時、将来は医療分野に携わりながら職人としての物作りができる歯科技工士になりたいと強く思いました。

今の職場を選んだ理由

学生時代に見学させていただいた歯科技工所の社長さんから私の地元群馬県で、高い技術を持ち兄弟で開業している技工士さんがいるとの話を聞き、是非その職場で勉強したいと思い就職させてもらいました。

今の職場は充実した設備と最先端の技術が学べる環境が整っており、また、年齢を超えた様々な方々と出会いの場を提供してもらい本当に恵まれた環境だと思っています。

担当している仕事や今後の目標

担当している仕事は義歯全般です。義歯はとても奥が深く難しい分野です。

現在の日本は超高齢社会に突入しており、「健康寿命」も話題になる中、咀嚼は生涯健康でいるための大事な要素の1つです。

歯を失った患者さんに歯科補綴物を提供し、自分の口で食べ物を「噛み、すりつぶし、飲み込む」という一連の動作ができる事の手助けができるような義歯の製作ができるように常に勉強し続け、研鑽したいと思います。

若手歯科技工士へのメッセージ

歯科技工士の職業は、患者様の咀嚼機能や審美を手助けする「医療」の要素と日本人が得意な「物作り」の要素とを兼ね備えた仕事です。

今、歯科技工の業界もデジタルによる機械化が進んでいます。しかし、いくら機械化が進んでも、「物作り」の知識がないと出来ません。

若手の皆さんはデジタルの知識と今、実際に働いている先輩方の職人技の技術を融合させた新たな歯科技工の楽しさを経験できるチャンスです。

歯科医療を通して患者様に良い歯科補綴物を提供できるように一緒に頑張りましょう。

勤務先 有限会社カナイナビデント

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